2013年1月
「意識の変革!これでいいのか阪大生」 — 1月16日(水)午後・豊中総合学館にて —
[ ECOCA(経済学部同窓会学生部会)主催で全学学生を対象に開かれた講演会 ]
一部の講演は「今の阪大生に求められることとは」というテーマ。まず自らの大学時代と(株)神戸製鋼所での社会人経験について触れられました。
大学時代の話では「サッカー部の練習に明け暮れ、終われば麻雀」だったいう4年間を振り返り、(株)神戸製鋼所に入社することになった思わぬきっかけなど、他では聞けないエピソードも披露されました。
企業人としての経験談では、工場経理からスタート、製品管理、国内・海外との営業、カナダ・ロサンゼルス・ニューヨークでの海外駐在などのキャリアを積み、役員から社長に就任するまでを振り返られました。
学生側の目線に立った肩の凝らない話の中に、社会人・企業人となるための貴重なアドバイスがいくつも・・
■「課題の本当の目的」を理解しメンバーが共有することが大事
■交渉では「譲れるところと譲れないところ」を見究める
■「周囲への目配りと聞く方に回る」のがリーダーとしての心構え
■異質の人とも付き合える精神的に安定した人であることが大切、
■前向きの仕事も後ろ向きの仕事も楽しくやれる何より明るいことが大事。
こうしたことを身につけるためにも学生時代は「遊びながら人とかかわるなかで、いろんな意見を認め合うことが貴重な経験となる。知識よりも考え方を身につけるのが大切なこと。留学などで海外にも積極的に出てもらいたい」と語られました。
二部の意見交換会では「社長になるには?」といった学生からの質問に答える中で「行動を起こすことが充実感につながる。自分の充実感をどこに求めるか。学生生活でできなかったことを社会に出てから成し遂げてほしい」といった貴重なメッセージをいただきました。
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